住宅と災害

住宅と災害

住宅を襲う5つ(地震、台風、土砂災害、火災、白蟻)の災害
住宅の敵を知ろう!地震篇
  • 地震災害
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地震のメカニズム
4つのプレートが密集する日本周辺
海溝型地震ってどんな地震?
直下型地震ってどんな地震?
マグニチュードって2違うと1000倍?!
震度は7までってホント?
地震の言い伝え〜ナマズが騒ぐ?!
今後予測される巨大地震
臨界点を超えている東海地震
30年以内発生確率60%以上、東南海・南海地震
●国内海溝型地震の長期予測
●国内活断層型地震の長期予測
■津波
津波発生のメカニズム
津波はジャンボジェット機なみの速度!?
津波最高は三陸町の34.2m
●東海地震発生時の津波予想
●東南海・南海地震発生時の津波予想
地震のメカニズム
●4つのプレートが密集する日本周辺

 「地震」はどのようにして起こるのでしょう?
 「地震」は地中の数km〜数十kmという深い場所で、広い範囲にわたって岩石が崩壊し、強い力で動くことによって起きる現象です。
 地球の表面は「プレート」と呼ばれる岩盤で覆われていますが、このプレートの下に「マントル」と呼ばれる高温で柔らかい岩の層があり、マントルが上のプレートを乗せたまま、移動してしまいます。
日本周辺には実にユーラシアプレート、北アメリカプレート、太平洋プレート、フィリピン海プレートの4つのプレートがせめぎ合う、世界でもまれな密集地帯のため、世界で起きるマグニチュード6以上の地震の実に20.8%が日本で起きています。
プレートは1年に1cm〜10cm程度移動し、プレート同士がぶつかり合うところでは、一方のプレートが、もう一方のプレートの下に沈み込もうとします。資料:中央防災会議
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●海溝型地震ってどんな地震?

  東海・東南海・南海といった地震は、海溝型地震と呼ばれ、毎年数cmずつ海側のプレートが大陸側のプレートの下に入りこみ、プレートの境界線にひずみがたまって、境界面の摩擦力の限界点を超えると、大陸側のプレートが跳ね上がり、地震が発生します。フィリピン海プレートは毎年3〜5cm、太平洋プレートは毎年8〜10cm移動していることが観測され、長い年月でたまったひずみは、ほぼ一定の周期でエネルギーの放出が行われています。

海溝型地震発生のメカニズム(資料:中央防災会議)
  • 海溝型地震ってどんな地震
  • 海溝型地震ってどんな地震
  • 海溝型地震ってどんな地震
  • 海側のプレートが年数cmの割合で陸側のプレートの方へ移動し、その下へ潜り込む。
  • 陸側のプレートの先端部が引きずり込まれ、ひずみが次第に蓄積する。
  • ひずみが限界に達した時、陸側のプレートが跳ね上がり、地震が発生する。その際、津波が発生することも。
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●直下型地震ってどんな地震?

  プレートの移動による境界面のひずみが限界地を超えて急反発する海溝型地震だけでなく、内陸部には、そのプレート自身に「キズ口(活断層)」があり、プレートが動くことによってプレート内にも圧縮力がかかり、耐えきれなくなった断層がずれて起こる地震を「活断層型地震(直下型地震)」と呼びます。活断層とは、今から約数10万年〜200万年前まで動いたことがあり、今後も動く可能性があります。
  海溝型地震に比べ発生する周期が長く、何千年に1度、何万年に1度発生するずれもあり、現在まだ発見されていない断層も多数存在すると言われています。
阪神淡路大震災はこの直下型地震と言われ、約2000年に1度の地震とも言われています。

断層
  • 正断層/地殻は両面に引っ張られたときに切れて、片方が下へすべり落ちる
  • 逆断層/地殻は両側から強く押されると重なるようにずれ、片方がずり上がる
  • 横ずれ断層/ある線をはさんで、地殻に互いに逆向きに水平な力が加わると、地殻は横にずれる
  • 正断層/地殻は両面に引っ張られたときに切れて、片方が下へすべり落ちる
  • 逆断層/地殻は両側から強く押されると重なるようにずれ、片方がずり上がる
  • 横ずれ断層/ある線をはさんで、地殻に互いに逆向きに水平な力が加わると、地殻は横にずれる
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●マグニチュードが2違うと1000倍?!

 マグニチュードは地震が起きた時の震源から放出される「エネルギーの強さ」を表わしたもので、「大きさ」や「規模」を表わす英単語です。通常「M●.●」で表わされ、マグニチュードが1大きくなると、エネルギー量は約32倍となり、2大きくなると、32×32=1,024で、約1000倍の地震の規模と言えます。すなわち、「M8.0」の地震は、「M6.0」の地震を約1,000個集め、一気に放出したほどのエネルギー量を持っていることになります。
阪神淡路大震災はM7.3でしたが、長年、神戸には地震が来ないと思われていたため、地震に対する備えがほとんどされていなかったことから、甚大な被害が出てしまいました。迫りくる東海・東南海・南海地震はマグニチュードが8以上である巨大地震に相当し、阪神淡路大震災の10倍以上のエネルギー量と言われているだけに、地震に対する備えが大きな被害を出さないための重要な要素となりそうです。

マグニチュード 規模の表現 エネルギー量
M1未満 極微小地震  
M1微小地震 1=1
M2微小地震 1×32=32
M3微小・小地震 1×32×32=1,024
M4小地震 1×32×32×32=32,768
M5小・中地震 1×32×32×32×32=1,048,576
M6中地震 1×32×32×32×32×32=33,554,432
M7中・大地震 1×32×32×32×32×32×32=1,073,741,842
M8巨大地震 1×32×32×32×32×32×32×32=34,359,738,364
M9超巨大地震 1×32×32×32×32×32×32×32×32=・・・・・・・
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●震度は7までって、ホント?

  マグニチュードが地震の大きさや規模を表したのに対し、「震度」は地震が起きた時の「揺れの強さ」を表した尺度のことです。体での感じ方や揺れ方、被害の状況などによって「震度」の階級が決められています。
  マグニチュードとよく混同されますが、震度の階級は「7」が最高値で、「8」は存在しません。しかし、この震度「7」の階級が設けられるようになったのは1949年1月からで、前年に起きた福井地震で壊滅的に建物が全壊した地域があり、この被害の大きさを表すのにこれまでの最高値「6」では表現しきれないということになり「7」が設けられています。
 さらに1996年には「5弱」「5強」「6弱」「6強」の階級が分けられ、現在は10階級となっています。

▼「震度階級による現象と被害 (資料:地震防災対策百科)
  • 震度0〜2の場合の地震の現象と被害
  • 震度3の場合の地震の現象と被害
  • 震度4の場合の地震の現象と被害
  • 震度5弱の場合の地震の現象
  • 震度5強の場合の地震の現象と被害
  • 震度6弱の場合の地震の現象と被害
  • 震度6強の場合の地震の現象と被害
  • 震度7の場合の地震の現象と被害
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    地震の言い伝え〜ナマズが騒ぐ?!

     地震の前兆と言えば、昔から「ナマズが騒ぐ」と言われてきましたが、日本には数々の言い伝えがあります。地震の前には何がしかの電磁波が地表から放出され、それをキャッチできる動物や鳥、魚が、異常行動を取るのではないかと言われ、多くの実例が報告されたりもしています。   
     では、昔からどのような言い伝えがあるのか見ていきましょう。(昔からの言い伝えですので、科学的根拠があるわけではありません)
    地震の言い伝え
    ◆犬が異常に吠える。ネズミがいなくなる。鶏が夜中に鳴き始め、カラスが大移動する
      と地震の可能性が高い!
    ◆並行状の雲、竜巻状の雲がでたら、地震が近い!
    ◆夜になっても昼間のように明るいときは、地震が近い!
    ◆冬眠中のヘビやカエルが地表に出てきたら、地震の可能性が高い!
    ◆地下水の水位や温度の異常がみられると地震が近い!
    ◆井戸から音が聞こえたり、井戸の水の潮位が変動するときは地震が近い!
    ◆上空に黄色い光が数十秒間見られると、その方向が震源の可能性が高い!
    ◆夕焼け、朝焼けの空の色が異常な時は、地震の可能性が高い!
    ◆ネコに落ち着きがなく、屋外へ出ようとするときは地震の可能性が高い!
    ◆虹が低く見えるときは、地震の可能性が高い!

     そのほかにもいろいろとありますが、皆さんは何を信じますか?まずは、何かの異常を感じたら、「巨大地震ではないか!」と最悪を想定し、まずは身を守る行動を取るよう心掛けてください。
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