災害現地調査報告

東日本大震災[災害現地調査報告]

 見渡す限り瓦礫が続く…言葉が出ない…自然災害の恐ろしさを目の当たりにした。これまで多くの災害現場に足を運んできたが、これほどの範囲で、人々の生活が一変した光景を見たことがない。お亡くなりになられた方には心からお悔やみを申し上げるとともに、被災されたからに心からお見舞い申し上げます。
災害現場に足を運び、いつも思うことがある。地震の前に、津波の前に、日本家屋はなんと弱いことか。地震によって破壊された、津波によって流された家々を見て、住宅メーカーは何を思っただろうか。責任は感じていないのだろうか。確かに30数メートルの津波に対処すべきは、都市計画なくして考えられないが、地震大国日本にあって、過去何度も大災害を被ってきているのに、またも多くの命が奪われ、20万棟を超える住宅が破壊されている。常に人命が窮地にさらされている状況なのに、同じ繰り返しをしてはいないか。
何度も主張しているように、地震、津波、台風などの災害に最も強い家は、鉄筋コンクリートパネルを箱型に組み上げたWPC住宅である。今回の視察でも、WPC住宅は震度7の激震とでも壊れることなく無傷であった。
さらに周りの木造住宅や鉄骨住宅が津波によって大半が流される中、築40年を経過するWPC公営住宅は流されることなく、残っていたのである。
今後、海岸線から数キロはWPC住宅やコンクリート系の建物以外建ててはならないなどの都市計画も必要ではないか。瓦礫の山となった木造の撤去もすべて税金である。流されず、中を改装して使用できれば、多くの税金を使わなくても済む。災害大国であることを直視した、現実的な住宅の実現が求められている。
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