歴史
1923年に相模湾北部を震源地とするマグニチュード7.9の発生した関東大震災で10万人を超える死者数と約11万棟の全壊住宅、20万棟を超える焼失住宅が発生したという現実を教訓に、昭和30年代初頭に建設省が主導で「耐震性」「耐火性」「耐久性」をテーマに造られた住宅なのです。
当時の粋を集めたメイド イン ジャパンの住宅工法なのです。
災害から命を守る家・防災住宅研究所オフィシャルサイト
過去の大地震で窓ガラス一枚も割れることがなく、
津波や土砂災害でも構造躯体に影響のないWPC工法で建築し、
最新の在宅避難を可能にする設備を標準装備した住宅である
「防災住宅」とは、最長の住宅ローンが終わる35年間は地震、津波、台風、ゲリラ豪雨、土砂災害、竜巻、シロアリなど、住宅を襲う様々な災害に対し、全壊・半壊は当然のこと、一部損壊さえもなく「家族の安全を確保」し、災害後も避難所に行くことなく、自宅でストレスのない生活環境が得られる住宅とする。
※WはWall=壁式 PはPrecast=あらかじめ作る CはConcrete=コンクリートの略です。
1923年に相模湾北部を震源地とするマグニチュード7.9の発生した関東大震災で10万人を超える死者数と約11万棟の全壊住宅、20万棟を超える焼失住宅が発生したという現実を教訓に、昭和30年代初頭に建設省が主導で「耐震性」「耐火性」「耐久性」をテーマに造られた住宅なのです。
当時の粋を集めたメイド イン ジャパンの住宅工法なのです。
壁式鉄筋コンクリートパネル組立造の特徴は現場打コンクリートの2倍の圧縮強度を持つコンクリート・パネルを箱型に組み立てるのが特徴です。地震などの外力をラーメン工法のように柱と梁といった「点」で受けるのに比べ、壁式鉄筋コンクリートパネル組立造は「面」で受け止めるため、非常に強固な構造になっています。
「住宅の中でお風呂のお湯に洗面器をひっくり返してできる"空気だまり"を作れば、例え住宅が水没するような津波に襲われても家族の命を守ることができるのではないか」という発想から生まれた「津波シェルターペントハウス」。
床下の空間を土で充填し、防水シート、砕石、コンクリートで覆う「地熱利用強化基礎」工法。浸水後に非常に苦労する床下の汚泥撤去の必要がなくなる。
壁式鉄筋コンクリートパネル組立造のメリットは何と言っても他の住宅工法と比較して、飛びぬけて災害耐性が高いということが挙げられます。
阪神淡路大震災の被災地に建つ壁式鉄筋コンクリートパネル組立造の住宅495棟のうち 1棟も一部損壊がなかったばかりか、東日本大震災での5mの津波にも流されず、躯体構造をそのまま留めています。
つくば市の巨大竜巻にも躯体構造に損傷がなく、2014年に発生した広島土砂災害においても2mの土砂を受け止め流されず、下段の住宅を守っています。
このようにあらゆる災害に強い実績を持っています。
私は10年ほど前に仕事中に脳梗塞を患い、それ以来、半身のリハビリに通っています。
平成30年7月豪雨の時、当時83歳の母親と一緒に住んでいましたが、見る見るうちに氾濫水が家の中に入ってきて、1階部分はほぼ水没したような状態でした。
家は全壊指定となり、建て替えることになったのですが、災害に襲われたとき、私は逃げることが出来ないので何よりも「安全な家が欲しい」と思って「防災住宅」を選びました。実際住んでみて、この「防災住宅」には備蓄品や発電機も付いていますし、どんな災害が襲って来ても「この家にいればいい」と安心感は半端ないです。
(一社)防災住宅研究所への問い合わせで多いのは次のような質問です。
住所をお聞きし、その地域にどのような災害リスクがあるのかをお調べし、回答をさせていただいていますので、ご活用ください
阪神・淡路大震災以降、多くの災害現場を調査してきた結果、壁式鉄筋コンクリートパネル組立造が飛びぬけて「災害に強い」ということは断言できます。
建設予定地をお聞きし、壁式鉄筋コンクリートパネル組立造の住宅メーカーに直接確認し、その地域の持つ災害リスクも調べたうえでご回答させていただきますので、安心してご連絡ください。
エコキュートを採用の場合は、その基礎は地震等で倒れないようにPC壁と接続し固定する。
・住宅ソーラーシステム※と蓄電システム
・発電機+停電時特別電気配線(1部屋)
・卓上コンロやIHコンロを備える
・貯水タンク
・廊下・階段に保安灯
※ソーラーシステムの取り付けがない場合は、発電機を用意。
新型コロナウイルス感染症が収まらない状況もあり、災害が襲って来ても避難所に行くのか行かないか悩ましいところです。しかし、巨大地震で一部損壊をした住宅は余震で倒壊する可能性もあり、とても在宅避難をすることはできません。同様に巨大台風が襲って来る通り道に自宅がある時、避難するのかどうか悩ましいところです。残念ながら風速40m/sを超えるような台風が襲ってきたとき、木造住宅や鉄骨系住宅では損壊の可能性が高いのです。
一方、「防災住宅」の工法である「壁式鉄筋コンクリートパネル組立造」は阪神・淡路大震災以降の巨大地震の揺れに対し一部損壊もなく、巨大台風に対しても「無傷」を誇っています。加えてその地域の持つ災害リスク(土砂災害や津波、河川の氾濫等)に対し対応策が施され、備蓄品の充実や停電時の対策もされていますので、「安心して災害に対峙でき、安心して在宅避難ができる」住宅となっています。
阪神・淡路大震災以降の災害現場を調査していく中で、あまりにも多くの損壊住宅を見てきました。「日本の住宅はなぜ、こんなに災害に対して弱いのか!」という現実が目の前に広がっていました。何千万円もの高額な買い物でありながら、技術力の高い日本がなぜ、災害に対して強い住宅を造れないのか。中には「壊れてくれなければ、次の需要は生まれない」という酷い話を聞いたこともありました。世界で最も災害リスクが高いと言われる日本にあって、いつまでも「災害に弱い」住宅に住み、災害によって建て替えや修繕を余儀なくされ、例え災害で損壊しなくても35年ローンが終わる頃には、建て替えや莫大なお金で修繕している現実を知り、このままではいつまで経っても日本人は豊かになれない、と実感したのです。
そこで出会ったのが、阪神・淡路大震災の被災地区に495棟ありながら、1棟として全壊、半壊どころか、一部損壊もなかった「壁式鉄筋コンクリートパネル組立造」の調査結果でした。以降、この工法に注目し、その後のあらゆる災害に対しても他の工法が多くの損壊した姿を見せる中、一部損壊もなく、東日本大震災の津波にも流されていない、土砂災害にも流されていない現実を見て、「この住宅だったら、私が多くの災害現場でさらにこうすれば家族の命を守ることが出来る、と思ったノウハウを加えれば、最強の防災住宅ができる!」と考え、「津波シェルターペントハウス」などにも取り組んでいた壁式鉄筋コンクリートパネル組立造の百年住宅グループと提携し、「防災住宅」を完成させたのです。
お陰様で「これ程にまで命を守ることに特化した住宅はない」として、2021年防災グッズ大賞住宅部門で大賞を受賞いたしました。
この「防災住宅」によって、迫りくる巨大災害から1人でも多くの方の命と財産が守られたなら、喜びに耐えません。