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<防災アレコレ10>コロナ禍「在宅避難」の注意点! 避難所とどっちが良いの?

本震で「損壊」、「余震」で倒壊の可能性がある家での「在宅避難」は危険

第3波とも呼ばれる新型コロナウイルス感染症の急増に、Go Toトラベルの対象から札幌市や大阪市が除外され、飲食店なども時短営業が三度求められています。間もなくクリスマス商戦や忘年会時期を迎えようという中、コロナ禍は多方面で経済的損失を生み出し、出口の見えないトンネルの中を彷徨っている感さえしています。
この状況の中、最も恐れることは「巨大災害」が襲ってくることです。すでに台風が接近してくる時期は過ぎましたが、巨大地震はいつ襲って来てもおかしくはないのです。南海トラフ巨大地震の30年以内の発生確率は70~80%、首都直下地震も70%を超えています。東海地震においては既に88%を超えている状態。東海地震の周期は約100年~150年と言われ、前回が1854年12月23日に発生した安政の東海地震ですから、既に164年が経過し、それこそいつ襲って来てもおかしくない状態なのです。

私は常々、巨大地震の最大の防御は「我が家」であることを啓蒙し、巨大地震が襲って来ても「全壊、半壊どころか一部損壊さえもなく家族の安全を確保し、災害後も避難所に行くことなく、自宅でストレスのない生活環境が得られる家」「防災住宅」と定義しています。

では、皆さんの「家」が数百年に一度と呼ばれる震度7クラスの地震に襲われたとき、全半壊どころか一部損壊もなく、我が家で在宅避難ができるのでしょうか? 巨大地震には必ず「余震」が襲ってきます。震度7クラスの地震には震度6強、震度6弱クラスの余震が付き物です。「全半壊」した我が家に、それでも「在宅避難」するという方は、さすがにいないと思いますが「一部損壊」ならばどうでしょうか。住宅メーカーが「地震に強い」と言っていたから、それを信じて「在宅避難」される方がどれだけいるでしょうか。熊本地震では2度の震度7が襲い住宅が損傷し、2度目の震度7で倒壊したケースが多かったことは記憶に新しいはずです。はっきり申し上げて、本震で「損壊」し、「余震」によって倒壊の可能性があるような家に「在宅避難」は危険すぎます。避難所に行ってください。ですから、「一部損壊」であってさえも、損壊をするような住宅に住んではいけないのです。

阪神淡路大震災で避難所に行くことなく生活できた「家」

阪神淡路大震災では最も被害の大きかった神戸市東灘区青木で最大25人の方が避難所に行くことなく、生活された「家」がありました。その住宅は「WPC工法」で建てられた住宅で、周りの住宅の大半が全半壊する中、一部損壊もなく家族だけでなく、地震後も多くの縁者を受け入れて、生活を守ったのです。通常、家の中にいた場合、地震の発生時、家の中で机などの下に入り揺れが収まるのを待って、火元を確認し、電気のブレーカーを落として外の安全な場所に避難することを薦めますが、そのWPC住宅では地震が発生したら「家の中に入れ!」と言ったというのですから、いかに安全だったかおわかりでしょう。

周りが全半壊する中、一部損壊もなく25人が避難したWPC工法の住宅(中央)

周りが全半壊する中、一部損壊もなく25人が避難したWPC工法の住宅(中央)

避難所も安全とは言えない?

「在宅避難」の可能な家は、どのような災害が襲って来ても「損壊しない」ことが絶対的条件です。ただ、避難所がどこにあるのかは前もって知っておかなければそれも恐ろしい結果を招いてしまうこともあります。
河川の氾濫や津波発生時に、水流に飲み込まれてしまうような場所や高さにある避難所に避難してはいけません。東日本大震災の津波が襲ってきたとき、指定された避難場所に逃げ、津波に飲み込まれたという話を宮城県多賀城市でWPC住宅にお住まいだった方からお聞きしました。このWPC住宅には津波対策として屋上に「津波対策シェルターペントハウス」を造ることも可能です。我が家に津波避難場所が造れるのは、このWPC住宅のみです。

2014年に発生した広島土砂災害で2mもの土砂を受け止め、一部損壊もなかったWPC工法の住宅

2014年に発生した広島土砂災害で2mもの土砂を受け止め、一部損壊もなかったWPC工法の住宅

今後台風も巨大化し、強風域も大きくなると言われています。風速40m/sを超えてくると、鉄骨系住宅であっても損壊する可能性が高くなってきますから、要注意です。

多くの災害現場を調査してきた結果、一部損壊もなく家族の命を守ることができていたのは、「WPC工法の住宅」しかなかったことを知ってください。
住宅メーカーの「災害に強い」の言葉を鵜呑みにしてはいけません。災害で家族の命や我が家を失うのはあなたなのですから!

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