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<災害現地調査報告4>能登半島地震

●発生年月日  2007年3月25日 午前9時41分
●地震名    平成19年能登半島地震
●震源地    能登半島沖(北緯37度13.2分、東経136度41.1分)
●震源の深さ  11km
●規模     M6.9
●最大震度   6強(石川県七尾市、輪島市、穴水町)
        6弱(石川県志賀町、中能登町、能登町)

●被害状況(石川県消防防災発表)

(1) 人的、住宅被害等

人的被害
死者 1名
行方不明者 0名
負傷者 338名
住宅被害
全壊 686棟
半壊 1,740棟
一部損壊 26,959棟
合計 29,385棟

2007年3月27日~29日 現地調査

30,000棟弱の住宅が崩壊。家が命を奪わなかったのが唯一の救い!

 風光明媚な能登半島の海岸線から一転、山側に目を向けると、地震によって崩れた山肌や一気に崩壊したと思われる古い木造住宅の瓦礫が点在している。

 震度6強を観測した輪島市の住宅街に入ったとき、畑の中で小さな椅子にポツンと座っていたおばあさんが、私たちに向かって「この家はもう住めませんか?」と聞いてきた。築30年は経過した木造住宅。倒れてはいないが、目視だけでも少し傾いている。下げ振りを取り出しあててみると、明らかに1階柱の上部と下部では,5cmは傾いている。

 「残念ながら、これだけ傾いていると危ないですよ。今度大きな余震が来たら、倒れる可能性がありますから・・・」

 言葉が終わらないうちに、おばあさんの目から涙があふれ出した・・・

 能登半島地震でお亡くなりになった方は、倒れてきた石燈籠の下敷きになって亡くなっている。家屋の全壊が686棟もありながら、家屋の倒壊による圧死が1人もいないのは、午前9時台の地震発生であったとしても、奇跡的と言える。  しかし、今回の地震でも30,000棟近い住宅が壊れている現実に対し、住宅メーカーの責任はないのか。巨大地震が来たら、壊れてしまうのは「仕方がない」で済ましてしまうのか。防災はまずは、自己防衛するべきもの。地震大国日本でも「壊れない」住宅を見つける目を持ちたいものである。

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