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<WPC工法の家2>WPC工法の強さの秘密

前回の記事「WPC工法の住宅とは?!」ではWPC工法がどのような住宅なのかをご紹介し、現存する住宅工法の中で「最も災害に強い!」ということをお伝えしましたが、<WPC工法の家>2回目となる今回は、「なぜWPC工法の住宅はあらゆる災害に強いのか?」その秘密をお伝えさせていただきます。

はじめに

「強さの秘密」をご紹介する前に、皆さんに知っておいて欲しいことがあります。
どの住宅メーカーも「災害に強い!」といって住宅を販売します。
しかしこの「強い」という言葉は曖昧で基準がありません
この言葉が消費者を惑わしています。困ったことです。
熊本地震で「倒壊」した住宅があるメーカーでさえ、「災害に強い!」と言って住宅を販売している現実があることを知ってください。
それも大手住宅メーカーなのですから、信じられない話です。

(一社)防災住宅研究所では「災害に強い!」という言葉に明確な定義を作っています
「災害に強い!」とは

「あらゆる災害に対し、全壊・半壊は当然のこと一部損壊もなく家族の安全を確保し、被災後も避難所に行くことなく、自宅でストレスのない生活環境が得られる住宅とする」

と定義しています。
(一社)防災住宅研究所ではこの定義に沿って住宅メーカーの防災力を診断しています。
【(一社)防災住宅研究所公式YouTubeチャンネル】
真に災害に強いとはどういうことなのかを、ぜひ知っていただきたいと願っています。

WPC工法の住宅が災害に強い5つの秘密

さて、それではWPC工法の災害に強い秘密をご紹介いたします。
その秘密は次の5つが挙げられます。

災害に強い秘密その1「PCパネルが非常に強固」

1つ目はPCパネルが非常に強固であること。
PCパネルとは圧縮に強いコンクリートと、引っ張り力に強い特性の鉄筋を巧みにドッキングさせた工法で、工場内で型枠に流し込み蒸気養生で作られるため、高強度、高耐久、高遮音性に富んだ部材です。
PCパネル1枚でジャンボジェット機1.5機分に当たる354トンを乗せられるほどの圧縮強度を持っています。
これだけ強固なのでだから地震や台風、竜巻、土砂災害などに強いのです!

災害に強い秘密その2「箱型構造」

2つ目は箱型構造であるということ。
この非常に強固なPCパネルを天井、壁、床の6面に使用する箱型構造であるため、災害時に襲って来る外力を「面」で受け止めるため、負荷を分散し強い抵抗力を発揮します。
阪神淡路大震災と同等の力を加えた場合の変形量は、外力を「線」と「点」で受け止める軸組み工法に比べ1/6以下です。
家に直撃する外力を「面」で受け止め負荷を分散するため地震や台風、竜巻、土砂災害などに強いのです!

阪神淡路大震災の被災地に建つWPC工法の住宅

阪神淡路大震災の被災地に建つWPC工法の住宅

災害に強い秘密その3「固有周期が非常に小さく共振しない」

3つ目は住宅の持つ固有周期が非常に小さく共振しないこと。
地震発生時の地盤の揺れには特有の周期があり、大地震の場合0.6秒~1.2秒の間とされています。
地盤が揺れる周期と建物の固有周期が一致した場合に揺れが増幅され、建物の損傷が大きくなってしまいます。
軸組み工法などは、両者の周期が近く同調しやすくなっていますが、WPC工法の住宅の場合、固有周期は0.16秒と非常に短く、同調しにくい構造となっています。
だから巨大地震にも強いのです!

災害に強い秘密その4「重量」

4つ目はWPC住宅自体に重量があるということ。
WPC工法の住宅の住宅は、鉄筋コンクリート造ですから、木造や鉄骨系住宅よりも自重があります。
木造2階建てなどは通常30トン~50トンですが、WPC工法の住宅は2階建てで約120トン~150トンもあり、この重量があることで東日本大震災の津波にも流されず、2014年広島市で発生した土砂災害でも2mの土砂に襲われながらも受け止めています。
その重量のおかけで津波や河川の氾濫、土砂災害にも強いのです!

コラム8

東日本大震災の津波に耐えたwpc住宅

災害に強い秘密その5「コンクリートは燃えない」

5つ目はコンクリートは燃えない。
住宅にとって「火」は大敵です。
通常隣家が火災を起こした場合、隣接する外壁温度は840度になります。
高温になると鉄骨や木材は強度低下しますが、PCパネルの強度変化はほとんどありません。
通常、サイディングなどの外壁が難燃材であっても、裏面温度は260度を超え、内装材などに自然着火し類焼してしまいます。
またWPC工法の住宅の火災保険料は木造住宅の1/2程度です。
燃えないWPC工法住宅は火災にも強いのです!

静岡県焼津市でわずか2mしか離れていない隣家の木造住宅が全焼したにもかかわらず燃えなかったコンクリート造のWPC住宅

静岡県焼津市でわずか2mしか離れていない隣家の木造住宅が全焼したにもかかわらず燃えなかったコンクリート造のWPC住宅

災害以外にも強いWPC工法「シロアリや腐朽菌が住みつかない」

災害ではないですが、もう一つWPC工法の強みがありました!
それはシロアリや腐朽菌が住みつかないということです。
木造住宅の大敵であるシロアリや腐朽菌は、高温多湿の日本では避けて通ることはできません。
木造住宅は常にこのシロアリや腐朽菌との闘いをし続けなければいけません。
一方、PCパネルを食べるようなシロアリはいませんし、腐朽菌によってPCパネルが強度低下を招くこともありません。
だから、シロアリや腐朽菌に強くシロアリや腐朽菌による住宅の劣化がありません!
通常、5年ごとに木造住宅は防蟻対策を行わなければいけません。
結構な経済的負担です。
WPC工法の住宅はランニングコストという点においても、非常に利点が多いのです。

WPCパネルはシロアリや腐朽菌による劣化がありません

まとめ

WPC工法の強さの秘密を挙げてみましたがいかがでしたでしょうか。
他の工法と比べWPC工法が災害に強い理由がわかっていただけたかと思います。
阪神淡路大震災以降の巨大災害でも全壊・半壊どころか一部損壊もなく家族の命を守ってきたWPC工法の住宅には、その背景となる理由があるのです。
「無傷」の実績は伊達ではないのです。
次回は「WPC工法の施工方法」について詳しく迫ってみたいと思います。

防災住宅研究所ではYouTubeにて災害体験や、災害現場レポートなどの動画を公開しています。

YouTube動画は以下のリンクよりご視聴いただけます。

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