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<災害現地調査報告7>静岡県内に大きな被害をもたらした台風22号

静岡県内に大きな被害をもたらした台風22号

●発生年月日  2004年10月9日

●概要
10月4日、フィリピンの東海上で発生した台風22号は、発達しながら日本の南海上を北上。台風は9日16時ごろ、45km/h以上のスピードと強い勢力で伊豆半島に上陸し、関東地方を通って鹿島灘に進み、10日9時には温帯低気圧となった。
この台風と前線の影響で、降水量が300mm~400mmの大雨となり、御前崎で最大1時間降水量89mm、湯が島で75mmを記録。石廊崎ではでは最大瞬間風速67.6m/sを記録した。

●被害状況

(1) 人的、住宅被害等

人的被害
死者 7名
行方不明者 2名
負傷者 170名
住宅被害
全壊 136棟
半壊 299棟
一部損壊 5,081棟
合計 5,516棟

2004年10月10日 現地調査

強風には無力な瓦屋根。5,000戸以上に被害。宇佐美地区に竜巻

 竜巻が発生した宇佐美地区は、屋根だけでなく、2階までも竜巻によって運ばれた民家もあり、災害の爪痕の深さをまざまざと見せつけられた。横浜市では、駐車中のトラックが何台も飛ばされ横転、次々と積み重なるという被害があったほどの強風が吹き荒れた。 木造住宅を否定するわけではないが、地震や台風災害の多い日本の国土に適合した住宅なのかと、災害現場を視察するたびに、考えさせられてしまう。もし、多くの住宅が最も災害に強いコンクリート住宅だったら、何人の命が守られ、家を手放さなくてもよい人が増えたかと。神社仏閣のように高コストをかけて維持することができない住宅の在りようを今一度考えなおす時代になっているのではないか、そう思わずにはいられない。

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