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<WPC工法の家3>WPC工法の家ができるまで

ここまで「WPC工法の家とは?」「WPC工法の家はなぜあらゆる災害に強いのか?」を紹介してきました。
そして第3回目は「WPC工法の家はどうやって建てるのか」についてです。

「WPC工法の家は建築方法・施工方法で木造住宅との違いは?」
「コンクリートを使うなら施工期間は長いのでは?」
などの疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、WPC工法の家ができるまでの施工方法をご紹介いたします。

まずは地盤調査

家を建てる場合、重要なのは建設地です。
土地が決まったら、まず最初に地盤調査を行います。
一般的な住宅会社は簡易的な「スウェーデン式サウンディング調査」のみで地盤調査を行いますが、これだと地盤への貫入力が弱いため、玉石1つでそれ以上深いところの調査ができず、地質や地下水位の確認ができない場合があります。
WPC工法の家はより正確で信頼のできる「ボーリング調査」のデータをもとに地盤の状況を判断します。

地盤調査の結果、「地盤が軟弱」と判断された場合には、強固な支持地盤まで地盤を柱状に掘削し、特殊なセメント系固形材を注入する改良杭を作って建物を支持します。
その他、地質によってはベース幅の拡張、表層改良、摩擦杭などの特殊基礎補強工事を実施します。

北海道胆振東部地震による液状化で傾いた住宅(札幌市清田区)

北海道胆振東部地震による液状化で傾いた住宅(札幌市清田区)

写真は北海道胆振東部地震の時に液状化によって大きく傾いた住宅です。
この地はかつて川だったところを埋めて開発した地域であったことはわかっていたはずです。
地盤が弱く液状化する可能性はボーリング調査を行えばわかるはず。
本当に信頼のできる住宅会社で施工しなければ、巨大災害が襲った場合にはこのような被害に遭ってしまうことも少なくないのです。

基礎工事

さて、建築ができる状況が整いましたら、基礎工事です。
(一社)防災住宅研究所が提案する「防災住宅」は地熱を活用し床下の温度変化を抑える「地熱利用強化基礎工法」を採用しています。
そこでダブル配筋で造られているPC基礎を設置し、内側は盛土をして床下空間を土で充填し、土の上に防水シートを敷き、鉄筋で基礎と一体化しコンクリートを流し込み、強化基礎を作成します。

基礎の内側に盛土を行い防水シートを敷き、鉄筋で基礎と一体化させた状態でコンクリートを流し込んで作る「地熱利用強化基礎工法」

基礎の内側に盛土を行い防水シートを敷き、鉄筋で基礎と一体化させた状態でコンクリートを流し込んで作る「地熱利用強化基礎工法」

組み立て

基礎内に流し込んだコンクリートが固まったら、躯体の組み立てです。
WPC工法の家は第1回目の「WPC工法の家とは?」でご紹介したように、予め工場で製造された高品質のPCパネルをトラックで建設現場に搬入し、PCパネルを箱型に組み立てボルトで連結します。
組み立て自体は開始から完了まで3~4日の工期ですから、現場打ちコンクリートの約1/8~1/10の工期短縮を図ることができます。

WPCパネルを現場で組み立てる

WPCパネルを現場で組み立てる

PCパネルが組みあがると内装工事や電気関係、上下水、給排水工事など行い、お客様のご要望に応じた付帯工事を行い完成です。

まとめ

以上がWPC工法の大まかな施工方法ですが、お判りいただけましたでしょうか。
WPC工法の家は、重量のある躯体を支えるために地盤調査を「ボーリング調査」で正確に行い、地盤からその強さを作り上げていきます。
また、PCパネルを現場で箱型に組み立てる工法なので全体の工期が早く、施工会社の技術力に左右されず正確に建てることができるのがWPC工法の家の特徴です。

次回は、実際に被災した地域でのWPC工法の家がどのようになったのか、過去の災害現場での調査内容を交えながらご紹介いたします。

防災住宅研究所ではYouTubeにて災害体験や、災害現場レポートなどの動画を公開しています。

YouTube動画は以下のリンクよりご視聴いただけます。

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