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<防災アレコレ15>ローリングストックされていますか?水の備蓄場所がない場合の対策と食料備蓄について

皆さんの自宅では台風や地震などの災害時に備えて、在宅避難に必要な水や食料の備蓄をされていますでしょうか。
以前は一般的には家族人数の最低3日分の備蓄を推奨していましたが、今では1週間の備蓄が主流になっています。
というのも非常時には災害支援物資が3日間以上到着しないことや、物流機能のストップで1週間はスーパーやコンビニで食品が手に入らないことが想定され、例え入荷したとしても長蛇の列になり、購入数量の規制も行われそうです。
巨大地震等の復旧想定では電力の復旧は1週間程度とされていたものが、一昨年の台風15号、19号では千葉県内の復旧が3週間以上かかるケースもあり、過去の災害を見ても、3日間の備蓄では安心とは言えないと考えられるようになっています。
いざというときに備えてこの記事では、水や食料をどれくらいストックすればいいのか?どのような備蓄方法がいいのか?など上手に備蓄ができるようローリングストックについて説明します。

ローリングストックとは?

まず「ローリングストック」という言葉はご存知ですか?
ローリングストックとは言葉のとおり、「備蓄品」を「回して」備える方法のことです。
食料(非常食)や水を備えていても、賞味期限切れやなどで、いざという時に食べられない・使えないでは非常に困ります。
普段から「備蓄品」を「回して」備えるローリングストックならこのような事態も防ぐことができます。

水の1週間分の備蓄目安

備蓄に必要な1週間分の水の量

備蓄品の中でも特に大切なのが「水」です。
内閣府のガイドラインでは災害時に備蓄すべき量として成人は1日3Lと記載されています。
1週間分となると3L×7日×家族の人数となり、4人家族ですと84Lもの備蓄が必要になってきます。
2Lのペットボトルに換算すると42本です。
一般的に販売されているミネラルウォーターは1箱6本入りですから、4人家族の備蓄をするとなると7箱も常備しておかなければいけません。

飲料用でなければエコキュート活用も一つの手

「7箱も常備するなんて置く場所に困るし大変!」
という方は、一戸建てにお住まいのであればエコキュートを活用されることも一つの手です。
エコキュートには350L近い水が常に蓄えられています。
この水を活用しない手はありません。
エコキュートはたとえ電気がストップしたとしても、下部から水を抜くことが可能です。
ただ、エコキュートメーカーに確認したところ、

「通常使用しないパイプで外部に水を出すため、飲料用ではなく生活利用にお使いください、もし飲料用にお使いの場合は煮沸してご利用ください」

ということでした。
しかし、このエコキュートも河川の氾濫等によって浸水・水没した場合は使用できなくなりますので、ご注意ください。
エコキュートがあるとはいえ、備蓄用水は一戸建ての方々も必要であることは間違いありません。

エコキュート内の水を利用するのも一つの手

エコキュート内の水を利用するのも一つの手

水の備蓄にはウォーターサーバーの活用がオススメ

防災住宅研究所でオススメしているのは、最近一般的になってきた感はありますが、温水と冷水が出てくる家庭用ウォーターサーバーの設置です。
毎月4000円近い出費が必要になってきますが、通常12L~15L程度のウォーターボトルの予備があり、このボトルを少し多めに蓄えておき備蓄用の水としても利用、古いものから使用し毎月届くボトルをストックしておけば、まさに今回お知らせしたいローリングストックを実践していくことになります。
特にエコキュートの活用できないマンションにお住まいの方は、上階にまでウォーターボトルを運んできてくれますし、購入したペットボトルを上階にまで持って上がる作業から解放されますので、オススメです。

ウォーターサーバーの予備はそのまま備蓄としても利用できる

ウォーターサーバーの予備はそのまま備蓄としても利用できる

食事の1週間分の備蓄目安

備蓄に必要な1週間分の食事の量

食事についても1日3食×7日×家族の人数となり、4人家族ですと84食分になります。
84食分もの備蓄用食料を、どこに保管しておくのか、「保管場所がなく備蓄できない」と言われる方も少なくないのが現状なのです。

ローリングストックの実戦で備蓄を回しましょう

ではどのようにすれば解決できるのか。
既にふれましたが、「ローリングストック」とは「備蓄品」を「回して」備えることです。
つまり、
「日常の食品を多めに買い、定期的に食べることで、常に新しい食品を備蓄することができる」
のです。
この方法なら、賞味期限1年以内の食品は非常食として扱うことができ、普段の食事の幅が広がるだけでなく「非常食の期限を忘れていた!」という食品ロスの削減にもなります。
美味しく食べながら「もしも」の時に備えることを実践してみましょう。

備蓄する食品について

備蓄する食品は、どうしても賞味期限が長いレトルト食品や缶詰などを備蓄しがちですが、栄養が偏りすぎないようにバランスも考えながら揃えましょう。
また乳幼児や食物アレルギーを持つ方がご家族にいる場合には、普段から摂取されている食品(アレルギーに対応している食品・ミルクなど)を忘れないようにストックしましょう。

見落としがちな食品以外のストック

水や食品は優先順位が高く、常に備えている方もいらっしゃると思いますが見落としがちなストックが、カセットコンロやガスボンベなどです。
オール電化の家庭では特に、電力の復旧に時間がかかる場合などはせっかく備えている食品も温めることができません。
食品とセットでカセットコンロやガスボンベも備えておきましょう。

備蓄の保管場所

浸水の可能性のあるエリアにお住まいの方は、備蓄品はできれば2階に置くようにしてください。
また浸水の可能性のあるエリアにお住まいでなくとも、河川の氾濫などで浸水してしまう可能性があります。
これからの時期、梅雨や台風で大雨になる恐れもありますので、備蓄品の保管場所には注意してください。

まとめ

この記事ではローリングストックについてご説明してきました。
最後にいくら非常食等の備蓄をしていたとしても災害時に

  • ・災害で自宅が損壊
  • ・自宅に入れない
  • ・非常食を取ることができない

など、このような状況になってしまう自宅ではせっかく準備していた備蓄の意味がなくなることを知ってください。

備蓄品も大切ですが、安心して在宅避難ができる住宅でこそ意味があります。

(一社)防災住宅研究所が提唱する
巨大災害で全壊・半壊どころか一部損壊もなく家族の命を守り、被災後も避難所に行くことなくストレスのない自宅で生活のできる「防災住宅」であれば、安心して在宅避難もでき普段からのローリングストックで備蓄した「水」や「食品」も無駄になることはありません。

防災住宅研究所ではYouTubeにて災害体験や、災害現場レポートなどの動画を公開しています。

YouTube動画は以下のリンクよりご視聴いただけます。

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