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<防災アレコレ17>命を守る!家庭での3つの地震対策と住宅工法別の注意点

いつ襲って来るかわからない「地震」・・・。
既に南海トラフ巨大地震や首都直下型地震の30年以内の発生確率は70%を超え、いかに巨大地震から家族の安全を確保するのかが何よりも大切なことです。
そのために普段から地震に対する「備え」を行っている方も多いと思いますが、本当にその備えで大丈夫なのでしょうか?
今回の記事では、家族の命を守るという視点から、家庭でできる地震対策と住宅工法によって違う工法別の注意点についてご紹介をしています。

巨大地震現場の調査結果!新耐震基準、耐震等級2でも全壊!一部損壊もないWPC工法の住宅

(一社)防災住宅研究所では阪神淡路大震災以降の巨大地震発生後、被災現場に赴きどのような住宅工法が損壊し、どのような住宅工法が損壊していないのかを調査してきています。
その結果、全壊・半壊どころか一部損壊もなかったのはWPC工法の住宅のみだったのです。(津波による損壊は除く)
多くの住宅メーカーのカタログを見ると「阪神淡路大震災以降の巨大地震で倒壊がありません」「全壊・半壊がありませんでした」と記載されているものが多いのです。
こういった住宅メーカーのカタログをご覧になった皆さんは「凄いな!」と思われるかもしれませんが、実態は違います。
「倒壊なし」=「全壊・半壊・一部損壊があった」ということですし、「全壊・半壊はありませんでした」=「一部損壊はあった」ということなのです。
熊本地震後に出されている調査結果なども調べてみると、建築基準法に耐震等級等が加えられた新耐震基準と呼ばれる2000年以降に造られた木造住宅の実に40%近くに損壊が認められたという事実があります。

国土交通省住宅局「「熊本地震における建築物被害の原因 分析を行う委員会」報告書のポイントより

国土交通省住宅局「「熊本地震における建築物被害の原因 分析を行う委員会」報告書のポイントより

「命を守る1つ目」の地震対策は、過去の実例から学び、「巨大地震にも無傷の住宅を選ぶ」ということになるでしょう。
阪神淡路大震災ではお亡くなりになられた約8割の方が住宅の倒壊等による圧死などによってお亡くなりになっています。
もし、これら住宅が倒壊しないWPC工法のような住宅であれば、約5,000人の方の尊い命が助かっていた可能性が高いのです。

地震後に在宅避難すると危険な住宅とは?

地震後に在宅避難すると危険な住宅については言うまでもありません。
巨大地震において損壊する可能性のある住宅工法で建てられた住宅に在宅避難してはいけません。
震度7を記録するような巨大地震は余震も震度6強を記録するような巨大なものが襲って来る可能性が高いのです。
ということは、損壊した住宅で「在宅避難」したつもりが、余震によってさらに損壊が大きくなってしまうと、家族の命を危ういものにしてしまうのです。
築年数にも関わってきますが、鉄骨系住宅も熊本地震では全壊が認められています。
これらの住宅に「在宅避難」してはいけないのです。

地震対策 家庭でできる命を守る3つの取り組み

1.自分自身のリスクを知る!

これは地震だけに限りませんが、自分が住んでいる場所にどれだけの災害リスクがあるのかをまず知ることが重要です。
地盤が弱く、巨大地震発生時には液状化の可能性がある、河川の氾濫時に浸水リスクがある、土砂災害の危険性がある、30年以内の震度6弱以上の揺れに襲われる可能性は何%? など、リスクがわかれば対処方法も自ずと見えてきます。
前回の記事でもお伝えしましたが、各自治体のHPにはハザードマップがあり、災害ごとのリスクがわかるようになっています。

▼前回の記事 水害対策についてはこちらごお読みください▼

2.家具のある部屋で寝ない

近年の新築住宅は地震対策もあり、収納が設けられ、家具などを置かなくてもいいようになっています。
しかし現実的に「家具のある部屋で寝ざるを得ない」という方が多いのも事実です。阪神淡路大震災で家具等の転倒による圧死等は約10%です。
可能であるならば、家具がまさに倒れてくる可能性のある方向の下で寝ない、という配置を考えてください。
さらに言うならば、もし2階建ての一戸建てならば、できるだけ2階に寝ることをお勧めします。
もちろん、家具等は置かないでください。
1階は地震によって倒壊しても、2階は形を維持しているケースが少なくありません。
また、家具の固定などは必ず行ってください。

家具の固定は必須です

家具の固定は必須です

3.部屋の高い場所に重い物を置かない

部屋の中の高い位置に重いものを置かない、ということは大切です。
収納がないから・・・と、タンス等の上に夏に使用していた扇風機などが置いてあると、家具等が倒壊する前に、地震によって飛び出し襲い掛かってくることが少なくないのです。凶器に早変わりです。
頭を損傷したりしますと致命傷になりかねません。
同時に絵画などが壁に賭けられていますが、これらも時として凶器に早変わりしますから要注意です。
何もないのが一番・・・なのですが、もし絵画等を壁に掛けるのならば、飛ばないようにしっかりと固定することをお勧めします。

インテリアとして飾っている物にも注意してください

インテリアとして飾っている物にも注意してください

地震対策 住宅工法別の注意点

1.マンションでの注意点

マンションにお住まいの方は、「鉄筋コンクリート造だから大丈夫」と思わないでください。
阪神淡路大震災では旧建築基準法で造られていた多くのマンション等も倒壊しています。
現在お住まいのマンションが築何年なのかを確認しておくことは大事なことです。
昭和56年以前の建築物は旧耐震基準で造られたマンションですから、倒壊の危険性もあることを知ってください。
マンションで懸念されることは、大きな建造物ですから巨大地震の揺れによってマンションに歪みが発生し、玄関ドアが開かなくなるということがあります。
地震にはP波(初期微動)とS波(主要動)があり、P波をとらえた緊急地震速報等で巨大地震の揺れが襲って来ることがわかったら、「玄関ドアを開ける」ことをお勧めします。
巨大地震後は、電気等が不通になり、水道、トイレ等も使用不可になりますから水等の備蓄品等の確保や災害用簡易トイレ等の用意もしておきましょう。

▼災害時に備える備蓄品についてはこちらごお読みください▼

2.木造・鉄骨系住宅での注意点

住宅メーカーの言葉を信じて「災害に強いと言っていたから大丈夫」と思わないでください。
疑ってかかることも必要な場合があります。
緊急地震速報等で巨大地震の揺れが襲って来ることがわかったら、可能ならば外に飛び出すことも重要な対策です。
地震後、家の中は散乱し、特に夜中に発生した場合など、停電で歩くことも困難になります。
枕もとに懐中電灯やスリッパを置いておくことも重要です。
明るくなったら、家の状態を確認してください。
基礎部分に亀裂などは入っていないか、サイディングや室内壁などがはがれていないかをチェックしてください。
少しでも損傷が認められた場合は、避難所に行くことをお勧めします。
前述したように巨大地震には「余震」が伴います。
損傷住宅の中にいては危険ですから、貴重品のみを持ち出し、避難所に移動しましょう。

ポイント
・屋外への避難
・懐中電灯やスリッパ(履き物)は手元に置いておく
・基礎部分の亀裂チェック
・サイディング・室内壁の亀裂・はがれチェック
・損傷を見つけたらすぐに避難所へ移動

3.WPC工法の住宅にお住まいの方は、地域貢献を!

WPC工法の住宅にお住まいの方は、「在宅避難」が可能です。
散乱した家の中を整理し、余裕があれば避難所にいる親戚や親しい方を誘って「我が家」に一時避難させてあげてください。
避難所は非常にストレスの溜まる場所です。
避難所ではストレスにより体調を壊す方も多いので、ご高齢の親戚や小さいお子様がいる方を避難させてあげてください。

まとめ

最後になりますが、近い将来、必ず巨大地震は発生します。その時に慌てふためくことのないよう、最大限の地震対策をしておきましょう。

注意点・対策まとめ
・出来る事なら、WPC工法の住宅に住む
・ハザードマップによって自信の災害リスクを知る
・家具のある部屋で寝ない
・部屋の高い場所に重い物を置かない
・マンションの場合は玄関ドアの歪みに注意
・木造・鉄骨系住宅にお住まいの場合、緊急地震速報等で野外に飛び出す。一部損壊が認められた場合は、避難所に避難を!
・WPC工法の住宅にお住まいの方は、地域貢献を!

過去の災害で一部損壊もなかった住宅はWPC工法の住宅のみです。住宅メーカーが災害に強いと言って販売していたとしても木造・鉄骨系住宅の方は疑ってかかってください。
実際に災害現場で多くの損壊住宅を確認してきました。
(一社)防災住宅研究所が提唱する「防災住宅」ならば、巨大地震への無傷の実績に加えて、津波対策も用意しています。
是非、知っていただきたいと願っています。
WPC工法の住宅「防災住宅」について詳しく知りたい方、住宅購入を控え災害に不安のある方は、当サイトのお問い合わせよりご相談ください。
所長の児玉がご対応させていただきます。
また、月に2回、住宅・防災についての情報をメールでお届けする【防災住宅研究所メルマガ】を行っています。
WPC工法の住宅、あるいは災害対策にご興味のある方はぜひ登録ください。

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