防災住宅研究所

コラム

<防災寺子屋実施レポート>(2)「神奈川県逗子市 逗子開成中学校」

(株)JTBと共同開発 災害対策学習プログラム「防災寺子屋」
開催日時:2017.10.6(金)~7日(金)
場所:神奈川県逗子市 逗子開成中学校
対象:逗子開成中学校 1学年280名 TScamp内で実施

災害多発国家日本ではどこにいても災害から逃れられることはできません。しかもそれはある日、突然前触れもなくやってきます。そんな予測不可能な災害に生徒(学校)が対応できるよう事前知識と自主行動をに至るまでを学ぶプログラムとして2日間にわたり実施しました。

午前中は徳間記念ホールにて「災害大国日本の現状を知る」「自分が被災者になる確率を減らす」について学んだ後は、阪神・淡路大震災や東日本大震災で被災をされた方たちのインタビュー映像を見て、実際災害が発生するとどうなってしまうのかを知ってもらいました。

 

昼食をはさみ、午後は①「ジュニア防災検定」を各教室で受けるグループと20名を1チームとして「防災街歩き~防災マップ作成」の2グループに分かれて実施し、1項目終了後は入れ替わって実施しました。

夕食はアルファ米に保存水を注ぎ、出来上がるまでの60分間を活用して、体育館で自主行動訓練です。段ボールを活用して簡易トイレの作成や新聞紙とゴミ袋を活用して簡易布団の作成、その他身の回りのものを活用し生活する工夫を実践しました。

夕食は冷たいカレーライス。水が使えないことを想定し、紙皿にはラップを巻き、その上にアルファ米を出してカレーをかけての食事です。

食事後は自由時間があり、20時に体育館で就寝準備となりました。

翌7日は寝具の片付け、朝食後は普通救命講習としてAED講習を習うグループとゲーミフィケーションを行うグループに分かれ実施し、グループを交替して実施しました。今回のAED講習には麻生総合病院 救急総合診療科の伊藤部長に来校頂き実施しました。

最後はTScamp振り返り、アンケートに記入し、2日間の防災寺子屋は終了となりました。

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